新年度を迎え、各地で入社式・入学式が行われ、朝の通勤電車でも
初々しい社会人・学生が増え、本格的な春の訪れを感じます。

毎年この時期は、自分自身が大学を出て、社会人となった時のことを思い出すのですが、
その際に年々違いを感じているものがあります。

それは、携帯電話です。
今でこそ、携帯電話は一人一台から二台持っている人も増えているが、
自分が社会に出た時にはまだ携帯電話が普及し始めのころでまだ持っていませんでした。
しかも、ポケットベルしか持っていなくて、今思えば不便な学生生活でした。

それで、初任給をもらって最初に自分へのご褒美として買ったのが携帯電話でした。
今の携帯電話と比べると機能的にメールもゲームも何もなかったですが、
凄くうれしくて大人になった気分だったのを覚えています。

この初任給ですが、毎年『初任給使い道ランキング』なるものが色々なところで発表されます。
そこで毎年1位なのが、『親へのプレゼント』2位が『貯金』と続き、
『スーツ購入』が意外にも5位以下です。

時代が変わっても、『親へのプレゼント』が1位なのは、
学生時代に苦労を掛けた罪滅ぼしの意味が大きいのだと、思います。

昨年度、初任給の平均額が初めて20万円を超えましたが、
私が初めてもらった4月の給与明細書では控除されるものが税金と雇用保険料だったので、
特に何も思わなかったのですが、5月の給与明細書では社会保険料が初めて控除され、
4月の手取り額からさらに減り、ショックを受けました。

学生時代は、健康保険は親の扶養家族であり、国民年金にしても申請免除をして
保険料を納めることなく過ごしてきて、アルバイトでもらう給与明細書では所得税しか
控除されていなかったので、本当にこの社会保険料は痛かったです。

その上、同期入社の者とこの社会保険料のことで話していると、その者は私が言うほど
社会保険料は高くない、というので給与明細書を見せ合うと、
私の方が5,000円程高く控除されていました。
基本給他、全く同じ金額なのに何故だろう?違うのは交通費だけなのに・・・。

調べてみると、交通費も含めて社会保険の等級が決まるのだとその時初めて知りました。

交通費が高くて、少し得した気分をしていた4月の初任給から5月の給与で交通費が高いのは
同じ給与額でも控除額を考えると損をするのだ、会社から遠くて同期の者より朝早く起きて、
長い時間電車に乗り、同じ時間に退社して家に着く時間が遅い私の方が手取り額が低くなるなんて、
本当にやり切れない思いでした。

年金をもらう時には私の方が高い、とか関係なく、大事なのは今の手取り額だと
昨今の年金問題や今のAIJ問題を考えると、
社会人になって20年近く経った今でも心の底から思います。