総務省は2011年の完全失業率を平均4.5%(前年比0.5ポイント改善)と発表しました。4%台となったのは3年ぶりのことで、震災の影響があったものの、夏以降の採用が回復し、各企業の積極的な採用が行われていることが伺えます。また、厚生労働省が発表した同年の有効求人倍率は平均0.65倍(同0.13ポイント増)で、選ぶ側の企業にとっては優秀な人材を獲得しづらい状況になってきていると言えます。

求人情報サイトを運営しているエン・ジャパン株式会社では、求人企業(635社が回答)と2013年3月に卒業予定の学生(2,221人が回答)を対象に実施したアンケート調査の結果を発表しました。
企業側が考えている採用基準と学生側のアピールポイントには、わずかにギャップが見られるようです。

企業による「自社の採用基準」ベスト5は次の通りでした。
(1)主体的・積極的に行動できる(71.0%)
(2)他者と協調することができる(36.7%)
(3)チャレンジ精神がある(30.1%)
(4)明るく感じの良い振る舞いができる(26.3%)
(5)ストレス耐性が高い(17.6%)
自ら考え、他人と協調しながら仕事を進めることができる人材を求めていることがわかります。一方、学生はどのように考えているのでしょうか。

学生が想像する「企業の採用基準」ベスト5は、
(1)主体的・積極的に行動できる(37.7%)
(2)チャレンジ精神がある(10.9%)
(3)他者と協調することができる(10.4%)
(4)明るく感じの良い振る舞いができる(7.3%)
(5)礼儀やマナーがしっかりしている(6.6%)

と学生は企業の理想を一定程度理解しながらも、「選考で最もアピールしたいポイント」ベスト5は次の通りとなりました。
(1)他者と協調することができる(20.5%)
(2)継続性がある(14.6%)
(3)主体的・積極的に行動できる(11.4%)
(4)明るく感じの良い振る舞いができる(10.1%)
(5)目標達成への意識が高い(9.0%)

ゆとり世代の表れでしょうか。「和」を重視して仕事を進めていけることをアピールして、問題がない人物だということで優位性を保とうしていると見ることもできます。企業は厳しい状況を勝ち抜くために即戦力を求める中、様々な悩み事をお受けしますが、脱ゆとり世代が社会に出てくるころ、企業の求める人材はどう変化していくのか、注視していきたいと思います。


プロモーション事業部 長尾