なぜなぜ5回という言葉をみなさん知っていますでしょうか?
子供がだだをこねているわけではありません。
もともとはトヨタ自動車の生産ラインにおいて、業務・品質の改善を目指すために
生まれた言葉です。

なぜトラブルは発生したのか?
なぜ見過ごしたのか?
なぜこんな結果になったのか?
1回の「なぜ?」であれば表面的な解決しかなりません。
それを5回継続することによって、根本的な問題を発見し、
その突き止めた原因を排除することによって、二度と同じことを繰り返さない
改善方法です。これをすることが目的ではありません。再発防止があくまでもの
目的となります。そこまで考えるのか?という感じでしょうか。

何もこれは生産ラインだけの話ではないように思えます。
私どもがうける企業からの相談で言えば、
「社員が続かない」「社員が退職してしまう」という事項がよくあります。
これをなぜなぜ5回にあてはめて仮に退職理由を聞いてみたとすると・・・
人間関係・上司との関係・仕事に飽きた・違う仕事に就きたかったetc
など人によって理由は千差万別だと思われます。
結局は考えないといけない事項が多すぎて整理がつかなくなってしまいます。
本当に大きな問題が社内にあってそれを原因とする以外は、いろんな答えが
返ってくるはずです。社内報告で言えばこれからもいろんな答えが返ってくるので
引き続き調査します、との中途半端な報告書になってしまいます。

そうではなくて、今回の退職理由になぜなぜ5回をあてはめて使うのであれば、
退職社員は入社何年目の社員か?さらに男性か?女性か?
どこの部署のどの職種の社員なのか?
何年前から退職が増えてきたのか?
このように分類することによって、社員が辞める「時」や「場所」などが判明します。
その判明した結果に基づいて原因を追究することができます。
例えば「入社5年目の営業職」が一番退職が多いのであれば、持たされる数字も大きく
一人前と見なされて相談する相手もいない・・・。
こんな状態が蔓延しているかも知れません。

いわゆる退職理由を確認することも重要だとは思いますが、
それはあくまでも調査にすぎないだけでなく、結論も出ない状態です。
なぜなぜ5回は非常にいい言葉だと思いますが、
少し目線を変えて自社で使用してみてはいかがでしょうか?

プロモーション事業部 田口