ようやく落ち着いた感がありますが、つい先日までは各種報道でも正に一色といってよい程の過熱ぶりだった島田紳助氏の引退についてTVなど見るにつけ、いろいろと考えさせられました。

暴力団関係者との癒着を所属会社から指摘され、その数日後に突然の会見、その日の内に引退と、見ているこちらも唖然とするスピードぶりで、TV局もその対応に追われ、急遽番組を差し替えたり、出演するCMが放送停止となるなどその混乱が伝わってきました。

会見では、本人の「引き際の美学」というような旨の発言がありましたが、レギュラー番組やCMを多数抱えるトップクラスの芸能人にしてはいささか無責任なのでは、との印象を受けました。

我々のような仕事をしていると日々企業の担当者の方からご相談を受けますが、その中には「従業員が急に辞めるといって、引継ぎもしないまま会社に出てこなくなった。どうしたら良いでしょう?」というご相談が少なくありません。

芸能界という極めて特殊な世界と一般の企業を一元で論じることは出来ないでしょうし、本人がどうすることも出来ない理由で辞めなければならないケースもあるのかも分かりません(実際に今回の場合、会見では語られなかった暴力団との親密な交際ぶりが次第に明らかとなりましたが)。
それでもやはり、もっと別の選択肢、あるいはもっと上手な引退の方法もあったのではないでしょうか。

どんな仕事にしろ一人で業務を行なうことなど不可能であり、そこには少なからず周りの人間との協力関係があるはず。
退職(引退)は最終手段であり、そのために周りに与える影響や迷惑ということを二の次にしてしまうのは問題ではなかろうかと、仕事柄ついそんなことを考えてしまいました。
自分の立場に置き換えて考えたとき皆さんはどう思われるでしょうか。


マネジメント事業部 寺面