なでしこジャパンがプレッシャーに負けず、五輪の出場権を掛けた戦いにも勝った。
並大抵の精神力ではないと改めて感心する。W杯優勝から日本中が沸き返り、
日々マスコミに追いかけられ、全国民からの監視により生活環境が一変したと思う。
そんな中での予選1位突破は凄いの他言い表しようがない。

今回の五輪予選は、中国で開催され、関係悪化のニュースしかない中国でも
彼女たちへの注目度は高かった。
試合前での練習場所での嫌がらせ、取材時のルール違反、
それに対するバッシングなど心休まる時間が無い中でのモチベーション維持は
どうしていたのか、すごく気になるところである。
 
ちょうど今、ひっそりと(?)ラグビーのW杯がニュージーランドで開催されている。

初戦のフランス戦でもう少しで大金星、というところまで追いつめたが最後は力尽きた。

私には今のラグビー日本代表とW杯前のなでしこジャパンが少し被って見える。
 
Jリーグの発足以来、クラブチームのプロ化が進み、ラグビー・バレーボール・
バスケットボールなどあらゆる競技でのプロ契約選手が増え、
競技力が目覚ましく向上し、女子サッカー選手も例外なく、世界レベルへと発展した。

ラグビーも体のサイズ・パワーが違いすぎるというハンディの中、
日本人特有のハンドリングの巧さとスピードを活かして、ハンディを克服することを
念頭にチーム作りを行ってきた結果、アジアではナンバー1である。
 
しかし、過去W杯では1勝しか出来てなくて、第3回大会でのニュージーランド戦では
不名誉な最多失点記録を喫している。

なんとかラグビーも強くなって欲しい、個人的にラグビーの「ノーサイドの精神」が
好きである、「One for All、AII for One.」が好きである。

背の高い人、低い人、体の大きい人、小さい人、細い人、足の速い人、遅い人、
全ての人に適材適所、役割を持てるスポーツ、だから面白い。

個人主義に走る昨今の傾向を考えると、「一人がみんなのために、みんなが一人のために」
という考えは泥臭いが、逆に新鮮である。

企業の中にもこの精神が好きな経営者が結構いて、就業規則の前文にその想いを入れて、
この考えをベースに人事評価をされているケースをよく見かける。
ある種、経営者が戦国武将を好むのと同じであり、考え方が似ているのが理由である。

あれやこれやと揚げ足の取り合う日本のマスコミ・政治家を正すためにも、
何とかW杯で1勝はして欲しい。
そして、大和撫子だけでなく、ニッポン男児もやるところを世界に見せつけて欲しい。