4〜6月の国内総生産が年率1.3%の落ち込みにとどまるというニュースを見ました。7〜9月の国内総生産は高い伸びが期待されるということも言われていますが、円高の影響による倒産が昨年と同水準であることも見逃せません。そしてこの円高が引き金になり今後の倒産数が増加することも大きく懸念されています。円高に株安も加わるなど、今の日本経済は不安材料しかないような気がします。

今の時期から考えると、夏季賞与の支給を終えた企業が大半でしょう。不支給とせざるを得なかった中小零細企業も少なくないとは思いますが、大企業に関しては昨年対比で増加傾向にあります。しかしながら、先に述べた円高と株安の二重苦による利益圧迫により、今冬の賞与は削減せざるを得ないリスクも潜んでいると強く感じます(まだまだ暑い日々が続いているにも関わらずもう冬の話かと思われるかもしれませんが…)。

前回のこのコラム内で賞与について述べていますが、賞与の支給・不支給は会社の業績に左右されます。賞与は利益の分配でありますので当然のことではありますが、ここで社員がどのように思うか−。金銭的な報酬を一番に考える社員もいれば、金銭ではなく、自分の働き方を一番に考える社員もいるでしょう。何に重きを置いているかは社員により異なって当然です。ここで考えないといけないことは、経営者が社員に甘えてしまうこと。金銭が一番ではないという社員がいても、それに甘えてばかりいては経営者の求心力であったり組織の活動力は必ず落ち込むでしょう。

金銭による報酬は支給原資があってなんぼですので限りがありますが、金銭ではない部分、自社の魅力であったり他社にはないものを作り出すことには限りがありません。金銭ではない部分で社員が何を求めているのか、前回のコラムではないですが社員一人一人の声に耳を傾けるには今がいい機会ではないでしょうか。

プロモーション事業部
木村