2010年11月08日
先日、尖閣諸島で起こった問題の映像がネットに流出した。
散々、映像は非公開で隠し続けたのに流出した。明らかに管理体制に問題がある。
検察から漏れたのか、海上保安庁から漏れたのか、どちらにせよ危機管理に問題がある。
何か民主党政権に変わって、これまでに考えられないことが起こりすぎているように感じる。
外交においても、中国・ロシアとの領土問題で後手を踏んでいる印象が拭えないし、
世界の外交姿勢が「協調外交」から「帝国主義外交」へと移ろうとしている中で
その変化に対応し切れていない。
今の日本は、大事な情報収集・管理が全く出来ていないので、その情報を活かした行動が取れていない。
そもそも民主党に政権担当能力があるのか?
民主党は公約を守らないのか、守れないのかわからないが、事業仕訳や代表選などの
パフォーマンスで国民の目先を変え、子供手当という現金を握らせて、配偶者控除廃止など実質増税を行い、
元幹事長の問題も解決できないなど問題山積である。
今の日本を【株式会社日本】として考えたとき、株主は国民であり、民主党が経営者となるのだが、
この会社は利益をあげられるのだろうか?と、いうよりも倒産せずに存続できるのだろうか?
冒頭のビデオのように、管理能力の問題から顧客情報を漏洩し、これまで積み上げてきた信用は失墜し、
顧客への多額の損害賠償が発生し、売上が下がるなど社会的制裁を受ける。
外交問題のように、過去いざこざがあったが苦しいだろうからと長年にわたり援助をして
助けていた取引先から経営も軌道にのり、売上も大きくなった途端、手のひらを返して、
自分たちの思い通りの取引にならないと一方的に貴重な資材の取引量を減らすなど揺さぶりを掛けられても
文句一つ言えず、対応もできない。
手当の問題のように、従業員の給与において、子女手当を増やして家族手当を減らし、
総支給額では実質減額では従業員は当然納得もせず、モチベーションは下がる。
元役員が不祥事を起こし、一従業員に降格しても株主に対して「本人が言うこときかないから」と
説明責任をしっかり果たさないでいる現役員達は職務怠慢以外の何ものでもない。
こんな会社が顧客満足を得て、売上を伸ばすわけが無く、倒産していくのが時間の問題である。
別に贔屓政党があるわけでもないが、一国民として、一株主として行く末を案じる。
「人の振り見て我が振り直せ」ではないが、今一度「理念」を再認識し、
自社を取り巻く環境から内在するリスクまでを洗い出し、
危機管理体制を見直す良い機会にされては如何でしょうか。