7月も下旬に入り梅雨も明け、ニュースでも連日猛暑に関して報じられています。先週末に車の洗車をしていた際、たいして動いてもいないのに、自分でも信じられないぐらいの汗が出てきて、その暑さに驚きました。
 
この時期に私どもの業務に関連することで増えるのが熱中症での労災事故です。
 毎年の傾向として、梅雨が明け夏に入る時期に熱中症での労働災害が増加し、9月ごろまでは注意が必要となります。特に工場内や屋外での作業を行う方に集中して発生する傾向が有ります。

その為、企業側では熱中症の予防対策が重要となるのですが、熱中症予防対策としては大きく以下の4つに分かれると思います。
1. 作業場の環境自体の改善
2. 装備品、休憩場所、水分補給方法の改善
3. 労働者に対する社内教育、労働者の健康管理の徹底
4. 症状発生時の緊急処置対策の策定

 ただ、以上の4つ項目について対策をとるにあたり、作業環境や業務内容が熱中症対策が必要なのか?必要である場合に、どの程度予防対策をとるべきなのか?について何らかの基準をもとに判断する必要があります。
 このような場合に用いる指標として[WBGT]というものがあります。既に対策を取られている経営者、又は管理職の方は御存知の場合もあるかと思います。

 詳細に触れて行きますと長くなりますので簡単に言うと、温度だけでなく、湿度や服装、作業場所の環境などを考慮し判定する「総合的な暑さ指標」と言えるものです。
 又、作業の強度により[WBGT基準値]が定められており、[総合的な暑さ指標]により数値を判定し、作業の強度により区分された[WBGT基準値]に照らして、熱中症の予防対策が必要かどうか?また、どの程度必要なのか?を判断するという流れとなります。

 実際に詳細な測定や作業内容の区分を行っていこうとすれば、上記で述べるほど簡単ではないと思いますが、厚生労働省もこの指標の活用について、熱中症の予防対策時には有効なものとしており、作業環境や業務内容を下に熱中症の発生リスクを判定する場合には、重要な指標となると考えます。

 大きな費用をかけることが出来ない場合であっても、環境省のHPで各都道府県の日々の指標が出ていますし、他にも同様の情報を提供しているサイトもあります。また、簡易な測定器もありますので、ある程度であれば簡単にこの指標を活用することも可能であると考えます。

 熱中症の事故は、簡単に考えがちにはなりますが、重大事故につながり死亡するケースも毎年あります。
一度事故が発生しまった後では、企業として出来ることは限られてしまいますし、貴重な人材を失うことにも繋がりますので、企業としての損失は少なくないと考えます。

ですので、この機会に一度、社内の熱中症対策を見直していただき、「暑い日は水分補給をこまめに行う」・「睡眠不足や二日酔いで仕事をすることの無い様指導を徹底する」・「眩暈、立ちくらみ等の症状が出れば休ませる」等の簡単なところからでけっこうですので、事故の発生を未然に防止していただければと思います。

プロモーション事業部
大西