GWの中休みに入り、仕事柄そろそろ五月病の名前を聞くだろうなぁ、とふと思い
この五月病、よく考えてみるとイメージ的には理解しているが果たしてそのイメージが正しいのかどうか。
考えれば考える程すごく疑問に思い調べてみると、
「4月から環境が変わり、期待とやる気があるものの、新生活・環境に馴染めず適応できないままGWに突入し、疲れが一気に出てやる気が起きないなど理由が不明確な体や心の不調をきたす」とある。

要は新環境への適応障害であり、近年は新入社員の憂鬱症状である「六月病」なるものまであり、鬱病と診断されることもあるらしい。

ここ数年傷病手当金の申請でも季節を問わず「鬱病」での休職が増え、鬱病に対する社会的な認知度は高まっているが、外傷性の無い病気なのでまだまだ企業の理解度は低いといえる。

先日もあるメンタルヘルスの専門家に話を聞いたところ、一昔前まではバリバリの体育会系の学生は、上下関係が厳しい生活を送ってきているのだから少々のことには挫けず、仕事にもすぐ順応する可能性が高いだろうと積極的に採用する企業が多かったが、今ではそうではないらしい。

理由を訊いてみると、適応障害や鬱病にはなりやすい性格があり、その性格的特徴は「責任感が強く、頑張りや」な人であり、そういう人は責任感から仕事を抱えすぎてしまい、人に迷惑を掛けないよう一生懸命一人で何とかしようと頑張るきらいがあるのでなり易いらしい。

逆になりにくい人の特徴は、仕事量が自分の処理可能なキャパを超えてしまいそうになると周りに助けてくれとSOSを出すタイプらしい。
要はすぐに根をあげるタイプである。

採用担当者の側からすると、病気の事だけを考えてすぐに根をあげるタイプの人材ばかり採用するわけにいかず、費用をかけて採用する以上、出来る限り将来を担ってくれる人材を採用していかないと会社の未来は無いので頭が痛いところである。

病気が癒えて職場復帰してきた後の配慮は言うまでもなく、病気になる前にケアが出来る社内体制の構築が大事である。
具体的には、労働時間と業務負荷を考えないと、社員個人の心のバランスを崩すだけでなく、社内組織のバランスをも崩してしまうことを自覚して、日々社員のSOSに感づけるよう心の感度を上げることが役職者には最も大事なことであり、そういう資質をもった人材を採用することが肝要だと思います。