まもなく4月。学校を卒業したての新卒入社の社員が入社する時期です。
企業にとっては新しい風が入り、新鮮で良い季節ですね。

今月17日に発表された「平成29年3月大学等卒業予定者の就職内定率」(厚生労働省)では2月1日時点で90.6%と昨年の87.8%から2.8ポイント増加(大卒)し、リーマンショック前の水準を上回りました。男女別の就職内定率(大卒)では、4年前に男女が逆転したのを境に5年連続女性の内定率が上回っています。

売り手市場が続く中、中小企業の採用難は深刻さを増してきました。
採用予定数を達成するために、否が応でも採用活動に力が入りますね。

3月1日には大手就職情報サイトで2018年卒向け新卒採用サイトが一斉にオープンになりました。
最近はスマホで簡単に情報が収集でき、一括エントリーまであったりして、学生の本気度がわかりづらい上に、大量の応募が届く企業側としては非常に労力を要する採用活動となっています。

「○○株式会社に注目した人は、他にこんな企業を注目しています」

大手就職情報サイト内にある企業の採用ページには、企業の紹介に続いてこんな文言が表示されています。その下にはたくさんの同業他社、そして他社へのエントリーボタンまで。
これは…まるで楽天やアマゾンのネットショッピングかのような感覚!
誘導されるままとりあえずたくさんエントリーしてしまう気持ちもわかります。

こうなってくると、採用側としてはなぜ同業他社でなく当社なのか?ということが気になるところです。
と同時に、同業他社でなく自社が選ばれる何か、を企業は備えていなくてはなりません。

人を惹きつける御社の魅力は何でしょうか。他社との大きな違いである自社の強みを強調して、それが学生に伝わり、魅力ある企業として選ばれなければなりません。
中小企業ではそうした取り組みがまだまだ不十分で課題が多いですから、採用への工夫だけでなく、他社と差別化できる、学生にとって魅力ある企業づくりのための企業内部の改革も必要ですね。


平成29年3月24日

マネジメント事業部
寺西