平成28年熊本地震の影響により被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。


私も、阪神・淡路大震災を経験した身として報道を見るたびにあの日のことが思い出され、暴力的な自然の力の前では、人間というものはかくも無力なものなのかと再び絶望させられてしまいます。毎日こつこつと営みを続けてきた町や村を、そこに住む人々もろとも打ち砕いてしまう。その凄まじいまでの威力に、ただ畏怖するばかりです。


しかし、同時に、こういった大災害のときには、時に“もっと恐ろしいもの”を目にすることがあります。


―― 人間の本性


生きるか死ぬか、そんな瀬戸際の場面で。
今まで生きてきた環境とは全く違う、非日常の毎日の中で。

「人間の本性」が悪い方向に顕れたような、そんな被災地からのニュースを目にすると、人というのはつくづく愚かで醜い生き物のように感じるのです。

だけど私たちは知っています。

例えば5年前の東日本大震災。
自分の命と引き換えに、防災無線で住民に避難を呼び掛け続けた女性がいることを。
それ以外にも、数えきれない程のヒーローたちがいることを。


私は今、熊本から遠く離れた場所で毎日を過ごしています。

しかし毎日少しでも被災地のことを考えながら、「今できること」をしていきたいと考えます。

そして同時に、いつもと同じ毎日を過ごすことができる「あたりまえ」の幸せに感謝し、人としての「本性」を磨いておきたいと思います。



平成28年4月18日

コンサルティング事業部
増尾