景気の先行きがなかなか読めない展開が続いていますが、皆さんの業界はいかがでしょうか。色んな会社の社長に世間話程度に確認すると、景況感はあまりよくないという反応が多いのですが、それと同時に、どこも人手が不足気味ということで共通しているように思います。好景気で人手が足りないなら話は分かるのですが、景況感はイマイチ・・・これは、人口減少による影響で労働市場に労働者が不足しているのでしょうか。求人倍率も昨年1年間は1.00を下回ることはなく、安部政権もこれをアベノミクスの成果だと強調していますが、高求人倍率=好景気という方程式は過去のものになった感があります。

 景気はともかく、高求人倍率が続いています。中小企業であれば、欠員補充や増員の際には外部から戦力を補いますが、この時期の採用活動では候補者の母数を集めるのになかなか苦労しているようです。いたるところで人材争奪戦が勃発しているので、従来の様に、会社が応募者を選ぶのではなく、応募者が会社を選ぶ、まさに売り手市場になっています。

 それでは、応募者に選ばれる会社になればいい!・・・確かにそうなのですが、言うは易し行うは難しで、それぞれの置かれた状況で会社のできることには限界がありますし、福利厚生等で大手企業には太刀打ちできないでしょう。

 こうなってくると、求める人材を獲得するためには、自ら育成するしかありません。戦力を採用するのではなく、採用してから戦力にする。時間も根気もかかることですが、長期的な視点で考えれば、実はこれが一番近道かもしれません。育てる過程は、会社に一体感という副産物ももたらします。今後ますます縮小していくであろう国内労働市場を見据え、「戦力は自社で創造する」という方向で今後の人材戦略を練った方がいいかもしれません。


平成28年2月15日

プロモーション事業部
吉村