遅れながらも、マイナンバーが各家庭に届き始めました。本当に来年から始まるのか??という疑問を付帯しながらも、年明けからの実施が形の上では整いつつあります・・・と思ったら、先日、マイナンバーを「憲法違反」だとして全国5か所で差し止めを求める訴えがありました。

訴状は、「憲法で保障されたプライバシー権の侵害に当たる」ということです。なんだか、安保法案の時もそうでしたが、「憲法違反」という言葉に耳が慣れつつあります。一票の格差しかり、違憲だとわかっていても是正されないものがあちこちで散見されるので、「だからどうなの?」という雰囲気が社会全体を覆っている気がします。

例えば、年金。男性と女性で受け取れる時期が違う、額も違う。憲法でうたう男女平等に照らすと、明らかに憲法違反です。また、この時期は年末調整の時期ですが、夫・子供世帯と、妻・子供世帯では、年収次第で税金の優遇度が違ったりします。感覚的には常識なのですが、これもやはり憲法違反。相撲でも、土俵は神聖な場所だから、等々。このように、我々の身近なところでも目を凝らすと意外と憲法違反に囲まれています。

話が逸れました、マイナンバー。憲法違反かどうかは司法の判断に委ねるとして、世間では悪評高いこの制度、私は正直「やむなし」と思います。国としては、何らかの方法で国民を管理する必要があるわけで、今まではそれが「家」制度でした。それが、ここにきて「夫婦同姓問題」や、「同性婚問題」等、古き良き明治時代にはとても想定できないような問題(というよりは動き)が出てきて、家=戸籍が崩壊しかかっています。そういう時代の流れを考えると、やはり管理の在り方も時代に合わせて変えるべきではないかと思います。もはや家単位で管理できる時代ではないでしょう。
 
 まだまだ混乱は予想されますが、いよいよ来月より一部始まります。風評に振り回されず、適切に管理・運用しましょう。


平成27年12月11日

プロモーション事業部
吉村