先日、とうとう安保法案が可決されました。噛み合わない国会審議・若者も声を上げたデモ行進・ピンクのハチマキを巻いて抗議する女性議員等、官民問わず最後まで賛否両論が激突し、最終的には強行採決という形で幕を下ろしました。一連の動きの中で色々と思うことはありますが、私には「解釈変更」というキーワードが引っ掛かりました。

 憲法そのものを変えるのではなく、「解釈」を変える・・・これって可能なのでしょうか?今まで「黒」と言われていたものが、いきなり「白」に変わるような解釈変更があれば、法治国家への信頼そのものが揺らぎます。法案の是非は専門家に委ねるとして、この進め方はいかがなものかと思いました。

 疑問を持つ一方で、我々も社会保険労務士として、日々法に携わっています。杓子定規に法律論を振りかざすことが、実生活や仕事に多大な影響を与えてしまうことも知っています。ですから、柔軟な「解釈」の重要性も知っているつもりです。ただ、「解釈」にもこれまで積み上げてきたものがあるので、ある程度ならまだしも、限度があるだろう、とこういう結論に落ち着くわけです。

 我々は社会保険労務士として、違法行為は絶対に行いません。けれども、法律を様々な角度からとらえ、必要な「法解釈」を交え、法律を味方にして、事業所運営の一助を担えればと思います。

平成27年9月28日

プロモーション事業部
吉村