今年の4月よりねんきん定期便の送付が開始されています。誕生日月の前月に送られてくることから、もうすでに手元に届いている方も多いかと思います。
年金加入期間・年金見込額・年金加入履歴・保険料納付額などの書類が何枚かに分けられて封筒に同封されていますが、今まで社会保険事務所での照会でしか見ることができなかった内容が記載されていることから、国もこの問題に対して真剣に向き合い、ようやく重い腰を上げて力を入れるようになったのだと感じています。ただ、年金問題が表面化したときにすぐにこのような記録をオープンにし確認作業を行っていれば少しでも今のような事態にならなかったのではとも思います。
その内容の中でも特に見ていただきたいのが、「国民年金の保険料納付額」と「厚生年金の標準報酬月額・賞与額、保険料納付額」です。私が年金手続きを代行させていただいた方で、年金手帳に国民年金の領収書があるにもかかわらず、納付されていることになっていなかったことがありました。それも1年近くです。その方はまめに領収書を保管していたので問題ありませんでしたが、なければ納めた証拠がないということで泣き寝入りしなければならないところでした。このようなことが稀にありますので、よく確認をとってくださいね。
また、厚生年金の記録に関して、見たことがないような低い標準報酬月額が記載されていたり、賞与がでていたのに記録が載っていないといったケースもありますので注意が必要です。国民年金と違い、厚生年金は納めている保険料の額が多いので、抜けている箇所があればそれだけで将来のもらえる年金額にかなりの影響を与えます。従業員に賞与を支給して終わりではなく、社会保険事務所への届出をしてはじめて賞与の支給完了と考えてくださいね。
国は2年以内に年金記録問題を解決すると述べ、2010年末までに解決のメドをつける方針を示しています。果たして本当にその計画通りに問題が解決できるのでしょうか。30日に衆議院選が決着をつけることなり、その状況次第では政権が交代されるかもしれません。それによって年金問題への取り組みも大きな変化をむかえるはずです。今後の動向に注目したいと思います。


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