仕事に必要なスキルとは何でしょうか。

営業トーク力、コミュニケーション能力、事務処理能力、スケジュール管理能力、などなどいろいろなスキルが挙げられるかもしれません。私の中で一番大事なこと、それは「健康」であると迷わず言うことができます。

強力なリーダーシップをもった男性がいたとします。部下を叱咤激励し、ときには厳しい言葉を投げかけるけれども、きちんとフォローする、など傍から見ると素晴らしい指導者のように見えます。ただその人は週の半分しか出社しません。なぜなら彼は持病を3〜4つ抱えており、毎週病院通いを続けているからです。

圧倒的な事務処理能力を持つ女性がいたとします。ほかの人が3時間かかる作業を1時間で終わらせることができます。仕上がりも正確で、間違えることはほとんどありません。ただその人の上司は彼女にあまり積極的に仕事を任せません。なぜなら体調不良で突然休むことが多いからです。

体調が悪ければ休むのは当然のことであるし、病気を治そうとするのも自然な行為です。ただそれはあくまでも「本人にとって」ということ。回りの関係者は休まないで毎日出社することが「当然」だと思っています。

健康をないがしろにし、病気や体調不良が続いてしまうとその人がどれだけ仕事ができていても、回りの人々に対して印象が悪くなるばかりか、「あの人には任せられない」と信頼を失くすことになります。多くの人がそのことに気づいているにも関わらず、そうならないように努めている人はあまり多くはないのではないでしょうか。

一方で健康でいるために体力作りを積極的に行っている方々も中にはいらっしゃいます。いま経営者の方で流行っているのが「トライアスロン」というスポーツです。

泳いで(スイム)、自転車に乗って(バイク)、走る(ラン)という3つの競技を1度にやるスポーツですが、完走するには相当な練習量を必要とします。忙しい経営者の方々はあえて時間を割いてトレーニングし、その競技に取り組んでいます。

経験者はトライアスロンが体力作りになるだけではなく、完走した時の喜びのためにやっているとよく言います。実際の経営においてはどんなに努力しても結果が出ない場合がありますが、トライアスロンは努力した分が確実に結果に表れるからです。そしてそこで得た喜びを仕事でも得たい、と思うようになり、仕事にも積極的に取り組んでいくというような好循環が生まれます。

「体が資本」とは昔からある言葉ですが、仕事においても実生活においてもこの言葉の意味を考えさせれる場面があります。多くの人が病気になったり、ケガをしたりしたときに健康の大事さに気づきます。ですが健康を意識するのは健康じゃなくなってからでは遅いのかもしれません。そうなる前に日々健康でいるための努力をしていくべきだと思います。

毎日活き活きしながら健康であるときを楽しみ、あらゆる面で積極的に活動していくこと。このことが「人であることの喜び」を実感できる方法なのだといえるのではないでしょうか。

平成27年8月7日

コンサルティング事業部
岩田