「497/1456」。この割合は、2014年度にうつ病などの精神疾患で労災申請された中から、労災認定された件数を表しています。申請数および認定数ともに過去最多です。また、精神疾患で病院にかかっている患者数は、およそ320万人であるというデータも存在しています(ともに厚生労働省発表)。

このような背景から、今年の12月より「ストレスチェック制度」が始まります。働く人にとっては、自身の見えないストレスを可視化でき、メンタルヘルスの改善に役立たせることができる一方、企業の、特に人事部や総務部にとっては、マイナンバー制度の施行が刻々と近づく中で、ストレスチェックにどう取り組んでいくのか頭を抱えている方も多いのではないかと思います。

そんな中、ある企業の研究グループが、瞑想を行う人の割合とその特性、瞑想と仕事のパフォーマンスの関係について調査結果を発表しました。メンタルヘルス研究の分野でも、個人や組織の精神的コンディションを最高の状態に保つための取り組みである「ポジティブメンタルヘルス」が注目を浴び、働く人のパフォーマンス向上について、これまで以上に関心が高まっているようです。

調査結果によると、瞑想習慣のある人は日本人全体の3.9%。瞑想習慣のない人たちと比べて、若い女性が多いのが特徴で、高い教育水準を持ち、世帯収入も高い傾向にあります。また、次の要素も高いことが明らかになりました。
@ワーク・エンゲージメント(働く人がどれだけ活き活きとしているかを測定する概念)
A自分で自覚する仕事のパフォーマンス
B仕事の満足度

今回の調査では、瞑想習慣がある人ほど、仕事で高いパフォーマンスを発揮していることが分かりましたが、瞑想を日常的に行う人がどのような属性を持っているのかを明らかにしただけで、その効果については検証できていないようです。ただ、世界に目を向けて見ると、成功者と呼ばれる名の知れた偉人たちは、瞑想を実践している、あるいは実践してきた方が数多くいることも事実です。いつの日か、駅のベンチに座って瞑想をしているサラリーマンが急増しているかもしれませんね。

ストレス発散法は十人十色です。「とにかく寝る!」という人もいれば、「ひたすら食べる!」という人もいます。また、「おもっきり泣く!」という人もいるのではないでしょうか。仕事で抱えたストレスをそのまま翌日に持ち越してしまって、パフォーマンスを発揮できないということは誰もが経験しているはずです。どんな仕事でも、ストレスを発生させないことが難しい以上、うまく付き合っていくしかありません。

もし「瞑想」によってストレスをリセットさせることができたら・・・・。今日からストレス発散法の一つとして取り入れてみてはいかがでしょうか。私は早速実践してみようと思います。



平成27年7月27日

マネジメント事業部