4月といえば新入社員というキーワードが浮かんできます。今はまだ着慣れないスーツ姿でしょうが、たくさんの夢や抱負を胸に様々なことに取り組んで行くのでしょう。「戦後最大の不景気」と言われる時代に新社会人となった方々の働く熱意は相当なものだと感じています。
一方会社側も「採用した責任」を感じる時期だと思います。内定取消に対して行政側も状況把握に既に動き出しており、その背景で採用した「人材」に対して現在は教育・研修を行いながら、いかに会社の方針を伝えていくか、個々の特性を把握しようと考えていらっしゃる最中でしょう。

財団法人社会経済生産性本部では、毎年新入社員の特徴を分析した調査結果を発表しており、今春の新入社員を「エコバッグ型」であると命名したようです。理由をみると環境問題(エコロジー)に関心が強く、節約志向(エコノミー)で無駄を嫌う傾向があると分析したからだそうで、カバンを例に小さく折りたためて便利だが、使う時には大きく広げる(育成する)必要がある。酷使すると長持ちせず(早期離職)、一方で意外に耐久性に優れた面もあり、活用次第で有用となるだろうと結んでいます。

 平成15年より同部では命名をはじめているそうですが、私の新入社員時代は何て呼ばれたのだろうか気になるところです。
「今時の若い者」で括られるのはいつの時代も一緒ではないかと思いますし、「何を考えているのかわからない」と、一方で「上の人はわかってくれない」は永遠なのではないでしょうか。大量採用という売り手市場を経験したものの、昨年秋口から内定取消により苦労を重ねてきた新入社員は社会の両面を見ているので、私は彼らに対して不安よりも期待感の方が大きいです。
 期待を表現して引っ張っていく「採用した側」の責任は永遠に続きますので、今年の4月はどんな相談が寄せられるのか楽しみです。

ソリューション事業部
太田