最近、「感情をもったパーソナルロボット」が某大手企業から販売され、初回販売の1千台がわずか販売開始1分で完売したというニュースがありました。どこまで感情を理解できるのかは疑問ですが、知能においては、近年ではプロ棋士もロボットと対戦しても勝てませんし、もはやロボットに太刀打ちできません。そこにきて人間の感情まで理解可能となると、人間がロボットにとって代わられるのではという恐れがそのうち現実的になるかもしれません。

 逆に、人間にあってロボットに無いものは何かと考えると、やはり感覚の部分だろうと思います。例えば、勘。直感・第六感など表現は色々とありますが、頭の良し悪しとは関係なく、肝心かなめのここ!というところでピンとくる、そういう人は意外と存在するものです。これはロボットには(現状では)なかなか難しい。明確に定義ができませんから。

 では、勘を磨くにはどうすればいいのでしょうか。解の1つとしては「五感をフル稼働させること」でしょうか。見て・聞いて・匂って・味わって・触れる。この感覚の経験を積むと、自ずと勘がさえてくる。本来であれば、齢を重ねるほど、勘が働くようになるのです。

 ところが、最近はどうも勘が働かない人が増えているようです。現状の社会生活では、五感をフル稼働させる機会がなかなかありません。見るのはテレビ・ネット、聞くのは人工的な音・音楽、不自然な食べ物、そもそも自分の体を使わないetc・・・頭を使う機会は増えているのでしょうが、感覚を育てる機会は激減しています。人間として素晴らしい機能があるのに、使い切らずに腐らせていくのは本当にもったいないと思います。

 国際化どころか、今後はロボットとも競っていかなくてはなりません・・・生き残りの妙案は、人間としての感覚を磨くこと。これに尽きると思います。


平成27年7月6日

プロモーション事業部
吉村