一月も終わりに近づき、ようやくエンジンがかかってきた頃でしょうか。

 ところで、皆さんは今年のお正月に「御節(おせち)料理」を召し上がりましたか。皆さんは御節料理と言えば何を思い浮かべるでしょうか。数の子や、海老、黒豆…長寿や子孫繁栄、また出世などを願ったり、色々な意味が含まれているのは有名な話です。

 料理ばかりに注目しましたが、皆さんは御節料理を食べる時に使うお箸「柳箸(やなぎばし)」をご存知ですか。両端が削られた割り箸とは異なる特別なお箸です。これにもちゃんと意味があるのです。片方は自分が食べる為、もう片方は取り箸として使うと思われている方が多いようですが、実は取り箸用ではありません。柳箸は一方は自分用に、もう一方は神様が使うとされています。実際使用するのは片方だけなのです。その昔お正月には「歳神様(お正月様)」という神様がやってきて、その神様と共に御節料理を食するという考えがあったそうです。

 ところかわってお隣の国、中国にも有名なお正月の祝い事「春節」があります。現在弊社が行っている外国人技術者向けの日本語通信教育の中で、中国人技術者に興味深い話を教えてもらいました。中国でも日本と同じように「歳神様」を迎える準備をするそうです。しかし方法は全く違っています。それが有名な「爆竹」です。悪霊や妖魔を退散させ、神様を呼び込もうという意味があるようです。神様を招くという点は同じですが、国が変わればこれ程までに異なってくるのですね。

 このような身近なことから、お互いの文化や習慣を理解し合える良い機会となりました。また異文化に触れることによって、「自国の文化」の再発見の場にもなったのです。これからの時代、「真の異文化コミュニケーション」がますます必要となっていくのかもしれません。

ソリューション事業部
西脇