子曰く、
吾(われ)、日に三たび吾が身を省みる。
人の為に謀りて忠ならざるか、
朋友と交わりて信ならざるか、
習わざるを伝うるか。

論語の中にこのような教えがあります。

これを現代語に訳すと

先生はこうおっしゃいました。
私は1日に3回我が身を振り返ります。
1つ目は人のために真剣に物事を考えてあげただろうかということ。
2つ目は友人と接するときに誠意を持てただろうかということ。
3つ目はまだ自分がきちんと理解できていないことを、受け売りで人に教えはしなかっただろうか。

という一文になります。

 以前お世話になった社長様がこの一文を例に上げ、
「お客様の為、仲間の為、自分のために今日真剣に仕事ができたのかどうか?
何か間違ったことはしてないかどうか?
こうすべきではなかったのかどうか?
この3点を一日5分間でいいので考え、もしその日できていなかったことがあるのであればそれを明日実践しなさい。」
ということを教えていただき、実践してきました。

 当然毎日できているというと嘘になってしまいますが、やっている日とやっていない日を比較しますと次の日の業務効率や動き、人への接し方などあらゆる面で違いがあるように感じています。

 またある会社の労務顧問をさせていただき、人材育成業務に携わらせていただいた際、自分の経験を踏まえて、一日を振り返ることを社員全員に一年ほど実践していただいた結果、業務効率の改善が見受けられました。それどころか、同僚への配慮の気持ちが生まれ、コミュニケーションも活発になり、結束が強くなり、業績も改善していきました。

 論語とういものは約2500年前に生まれたものですが、人間の本質をついた「実学」が根本にありますので、現代でも人気がある意味が良くわかります。

 一日を振り返ることは誰でもできますので、是非一度実践して効果を感じてみてください。

平成27年2月26日

コンサルティング事業部
坂上