「人口減少」「出生数過去最少」「超高齢社会」「市町村消滅危機」・・・

 その時、私たちはどんな暮らしをしているでしょうか?たくさん働いても税金や保険料をたくさん取られ、あまりゆとりがないかもしれませんね。今の職場はどうなっているでしょうか。
 国立社会保障・人口問題研究所の推計によれば、2060年には人口は現在の3分の2、65歳以上の高齢者の割合は約4割に。15〜64歳の生産年齢人口は2015年には8,000万人を割り、2060年には4,4,18万人まで半分近くに減ると予測されています。皆さんはどのような未来を予想しますか?

 ソフトバンクの社長、孫正義氏は今年6月、ロボット事業への参入を発表しました。感情を持ったロボットだとか。すごいですね。近未来の映画のようですね。
 政府も新たな成長戦略にロボットの開発・普及を推進することを盛り込んでいますし、既に具体的な施策を講じ始めています。介護や家事といった生活に密着したロボットが普及すれば女性の労働参加も進むでしょうし、産業分野であれば人手不足の解消や生産性の向上が見込めます。
 ついにそんな時代がやって来たのですね。スマホや携帯電話のように誰もが日常的にロボットと共存する日々が来るのでしょうか。未来は仕事も生活も今とは全く違った社会になっているのでしょう。

 ロボット化が労働力不足の対策の一つとして現実味を帯びてきましたが、やはり企業の柱は「人」です。労働力が減っても成長し続けるためには、労働生産性を高めることが欠かせません。
 生産性を上げるために重要な事のひとつ、それは離職者を出さないことです。そのためには、「労使が互いにコンプライアンスを守りながら、歩み寄り、理解をし合い協力し合う」ことが大切です。人を定着させるために会社は働きやすい環境を作らなくてはなりませんし、人的資本の質の向上のために社員をしっかり育てなければなりません。一方、社員は会社の方針をよく理解し、スキルアップに努め、また同僚の仕事を知り、隣の人が何をしているかに興味を持ち、積極的にコミュニケーションを取らなくてはなりません。
 「協力」というワードは生産性を語る上でとても重要な言葉のような気がします。

 最終的になんだか日常的な話に落ち着いてしまいました。労働力が減っても内需も減るでしょうから、もちろん労働力減少にならないことも予想されます。ですが、時代の先を見据えた経営のために、今からできることはありそうです。労使がタッグを組めば色んな工夫が生まれ、将来にそれほど不安を抱くこともないのではないでしょうか。

平成26年8月18日

マネジメント事業部
寺西