最近、コミュニケーションとは何かと考える事があります。
企業とのコミュニケーション、部下や上司・同僚とのコミュニケーション、などなど様々な場面でコミュニケーションという単語が出てきます。

【広辞苑】で調べてみると、「社会生活を営む人間の間に行われる知覚・感情・思考の伝達であり、言語・文字、その他の視覚・聴覚に訴える各種のものを媒介とする」とあります。コミュニケーションとは言葉や文字だけではなく、色々な手段で人間同士が情報を伝え合うことで、特に「伝える」ことがコミュニケーションで最も重要だと私は考えています。

これまで、私は自分の頭の中の言葉をそのまま相手に伝えて来ました。また、相手がその事を理解してくれない時には相手を責めたりもしていました。しかし、それでは何も伝わりませんし何も解決しませんでした。そこで、私はある書籍と出会い「伝える」という事の大切さを改めて実感いたしました。では、どのようにしたら「伝える」という事がより上手になり、コミュニケーションが取れるようになるのでしょうか。

ここで、私が出会った書籍の著者の体験を例に書いてみます。仕事中に手軽に食事を取るために、早さ優先でファーストフードに入りました。しかし、注文したハンバーガーはどうやら時間がかかるようでした。「それじゃ、時間がかかるなら出ようかな」と思った所に店員さんのこの言葉が出て来ました。「出来たてをご用意いたします。4分ほどお待ちいただけますか?」
出来たてなら美味いし、いいかなと思い待つ事にしたそうですが、よくよく考えると出来たてなのは当たり前ですし、待った上で出来たてではないと言う事はあり得ません。
この店員さんの言葉は、切り口として「相手の好きな事」を突いていてその言葉に動かされました。

もしこれが「4分ほどお待ちいただけますか?」というお店都合のお願いだったら、店を出ていたことでしょう。店員さんの様に、相手の好きな事、いわゆるメリットから話した事で結果が変わりました。実はどちらも同じ、「4分待って」という内容ですし、出すハンバーガーも同じです。ストレートにお願いをするのではなく、相手の「好きな事」を使う事により、結果を「ノー」から「イエス」に変えられたのです。

仕事でもプライベートでも、同じマイナスの事を言うにしても、切り口を変えて伝える事でマイナスのイメージがプラスになり、「ノー」を「イエス」に変える確率を増やす事が出来ると思います。
皆さんも色々な切り口から、コミュニケーションを楽しんでみてはいかがでしょうか。