労務相談事例集Q&A 労働時間

最新更新日:2017/07/26

労務相談事例集Q&A

質問一覧

総数22件 1

総数22件 1

回答一覧

総数22件 1 2 3 4 5 6 7 8

裁量労働制ならば残業代を支払わなくてよい、ということにはなりません。

裁量労働制は、労使協定で定めた時間を労働したと「みなす」制度であり、例えば1日9時間と定めたのであれば、法定労働時間である1週間に40時間・1日に8時間を超えた分(1時間)は時間外手当を支払うことになります。個人の裁量で自由な時間帯で働くということではありませんのでご注意ください。

したがって1日9時間と協定した場合には、それ以上労働した場合もそれ以下の場合も9時間の労働とみなし、1時間分は時間外手当を支払うことになります。また、裁量労働制においても「深夜労働」「休日労働」「休憩」に関する規定の適用は除外されませんので、休日勤務や深夜勤務をした場合にもそれぞれ手当を支払う必要があります。

デザイナーの業務であれば「専門業務型」の裁量労働制に該当しますが、導入においては労使協定の届出など労基法に沿った手続きが必要になります。人のいない休日に落ち着いて仕事をしたいから平日は勤務しない、というようなことが起こると、公平な働き方で給与を支給できなくなりますので、休日や深夜の勤務は上司の事前承認を得ることを労使協定等で定めることや、そもそも労働時間として妥当なみなし時間を何時間と定めるか、など慎重に進める必要があります。

専門業務型裁量労働制(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/general/seido/roudou/senmon/index.html

ご質問のケースで残業代が発生するか否かは、勉強に要する時間が労働時間とみなされるかに掛かってきます。ちなみに労働時間とは、「労働者が使用者の指揮命令の下に置かれている時間」を指します。

よって、@資格を取らせることを会社が義務化しており、A資格を取らないことによって労働者の業務の遂行に具体的な支障が出ること、B資格等の成果に対して労働条件で優遇され、資格がないと不利益な取扱いがなされること、且つ、会社が就業時間外の勉強を認めているのであれば労働時間という取扱いになります。

あとで従業員から「残業代の未払いだ」といった指摘を受けないためにも、会社と従業員の間で労働時間として取扱うのかを明確にしておく必要があります。

平成28年6月29日

アルコールと業務上のストレスとの関係ですが、実際に労災に認定された判例があります。

平成18年9月、当時25歳のシステムエンジニアの男性が会社を無断欠勤して京都市へ行き、鴨川の河川敷でウイスキー瓶を飲み干して急性アルコール中毒で死亡しました。男性の両親は「業務上のストレスが原因」として、勤務先のIT関連会社に1億円の損害賠償を求めましたが、東京地裁は「男性の精神障害は、配置転換や月100時間を超える時間外労働で増大した心理的負荷が原因」とした上で、「過度の飲酒は、うつ病など精神障害による病的心理の下で起こった。会社は負荷を軽減せず、安全配慮義務を怠った」と判断し、勤務先に約6,000万円の支払いを命じました。その後、平成19年10月に中央労働基準監督署は労災死を認定しました。

労働安全衛生法改正に基づき、平成27年12月からはストレスチェックが義務化されます。この制度により従業員のメンタルヘルスに関して会社により責任を問いやすくなりますので、ストレスが原因で労災認定されるケースは今後ますます増えることが予想されます。

ストレスを感じている社員がいるとわかった時点で、業務量の見直しや配置転換などの根本的な解決を検討することはもとより、今回の御社のケースではお酒を控えるよう促したり、何かストレス解消になることを提案したりするなど回りが自然と気遣いをできるような職場の環境づくりも必要になってくるのではないでしょうか。

総数22件 1 2 3 4 5 6 7 8

HOME

  • 人事労務サポート 経営セミナーから講師代行・監査も。経営メミナー実施中

人事労務コンサルタント

株式会社PMC 〒530-0054 大阪市北区
南森町1-4-19
サウスホレストビル6F
TEL:06-6362-5338
FAX:06-6362-5388
Email:pmc-info@pmc-net.co.jp
営業時間:9:00〜18:00
定休日:土曜・日曜・祝日

有料職業紹介事業許可
許可番号:27-ユ-300948
許可年月日:平成20年9月1日

詳しくはこちら

北海道から九州まで全国対応

【主要エリア】:
札幌・仙台・千葉・ 川崎・東京・横浜・埼玉・神奈川・ 静岡・浜松・名古屋・愛知・ 京都・奈良・大阪・兵庫・伊丹・ 尼崎・西宮・神戸・姫路・岡山・ 広島・福岡・北九州・熊本・鹿児島