厚生労働省は、飲食店の現場で起こる労災事故発生率の高さに着目し、その減少を目的として
事故の発生状況や傾向と対策などをまとめたリーフレットを掲載しました。

飲食店経営の皆さまはもちろん、他業種でも参考になるところはあるかと思いますので、
皆さまそれぞれの現場で起こりうる労災の傾向を想定しつつご覧ください。

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<内容>

1.飲食店における労災の発生状況

労働災害による休業4日以上の死傷者数は、全産業では減少傾向にある。
しかし、飲食店ではその数字はほぼ横ばいで推移しており、平成23年は4,150人に上った。

主要な事故は「転倒」が27%、「切れ・こすれ」が25%、「高(低)温物との接触」が15%と、
この3つが全体の3分の2を占めている。


2.主要な事故の傾向と対策

◇ 転倒の傾向と対策

[傾向]

水や油で床が濡れていて滑る(転倒全体の約5割)、障害物につまずく(約3割)、
荷物の運搬中にバランスを崩す(約2割)という理由が転倒に繋がっている。
  
[対策]

4S活動の徹底、大きい荷物は台車を使って転倒リスクを回避する、十分な照度を確保する。


◇ 切れ・こすれの傾向と対策

[傾向]

刃物が原因の切れ・こすれ(約4割)、割れた食器などによる切れ・こすれ(約3割)が、
食材の仕込み中や食器の洗浄中に多発している。
 
[対策]

作業中にはゴム手袋、軍手、長いエプロンなどの手先や足先を保護するものを着用する。


◇ 高(低)温物接触の傾向と対策

[傾向]

厨房などで熱湯、高温の油やコーヒーなどに接触することで起きている。
フライヤー取り扱い中の災害が全体の4分の1を占めており、
次いでコーヒーメーカー取扱中の事故も多い(約1割)。

[対策]

フライヤー使用時には長靴・エプロン・耐熱手袋などで身体を保護する。
コーヒー抽出後のフィルターの内容物が高温であることに注意喚起する。


3.4S活動の推進

「整理」・「整頓」・「清掃」・「清潔」の4つのSを推進することで、
職場に潜む労働災害のリスクが低減され、安全確保に効果を発揮する。
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この「4S活動」という言葉、最近は見る機会が増えてきたのではないでしょうか。
職場の安全確保に加えて、こうした取り組みは企業評価やサービスの向上にも繋がっていきます。

4Sの内容を見ると「こんなのはすでに気を付けている」と思われるかもしれませんが、
こうした啓発活動をあらためてうたってみることで会社に活気が生まれるかもしれません。

皆さまの会社でもこの活動を取り入れてみませんか?


詳しい内容はこちらをご覧下さい。